統計から分かる結婚後の女性の働き方

既婚女性の働き方は夫婦によってケースバイケースです。夫が家事の分担に積極的で働くことに賛成してくれるなら、正社員のまま働くということもできます。しかし、男性が非協力的で家庭に専念してほしいと考える場合は、派遣社員やパートとして働くことが多いでしょう。

結婚後の働き方については、夫婦間でお互いにどのような考えを持っているのかを確認する必要があります。そして、その話し合いの中でお互いに納得できる妥協点を探っていくことが大切です。

これらのことを踏まえた上で、家庭をもつ女性の働き方を調べてみると、圧倒的にパートや派遣社員が多いようです。やはり家庭と仕事の両立がしやすいというのが、大きな理由になっています。2015年に経済協力開発機構が発表した「雇用アウトルック2015」では、子どもを育てている女性の約70%が、育児や家事と両立できる程度で働くことを希望していました。そして、実際に子どもを育てている女性の雇用形態の約80%がパートやアルバイト、派遣社員という結果になっています。残りの2割には、専業主婦も含まれているので、正社員として働いている女性は統計的には非常に少ないというのが現状です。

結婚後の働き方には様々なスタイルがあります。しかし、非正規社員として働いて、プライベートの時間を確保しようとしている方は圧倒的多数です。特に、子供が生まれれば、その傾向は強くなります。結婚後の女性の働き方は、パートナーの考え方と子どもが生まれることで大きく変わります。そのため、様々な選択肢の中から、自分に合ったものを慎重に検討するようにしましょう。